ワンチームで挑む、
社会課題を解決する
飼料づくり。
研究所 畜産研究室 養豚課
2014年入社S.M.さん
学生時代は菌の研究に打ち込み、新しい発見や製品づくりに携わりたいと考えてフィード・ワンへ。入社後は支店での経理業務を経て研究所へ異動し、養豚用飼料の研究開発に従事。新製品の開発を通じて畜産業界の課題解決に挑んでいる。
飼料と飼養管理技術を
セットで研究開発。
私は養豚用飼料や飼養管理技術の研究開発を担当しています。研究農場では実際に豚を飼育し、設計した飼料を与えながら試験データを収集。残餌測定や体重測定、採糞・採血など地道なデータの積み重ねが新しい製品開発の基盤となります。加えて、餌そのものの改良だけでなく「どう育てるか」という飼養管理の工夫も重要で、飼料と飼養管理技術をセットで提案できるよう試験を繰り返しています。研究テーマは、全国の営業拠点が吸い上げたお客さまの課題をもとに選定。本社の畜産飼料部と連携し、課題解決につながる研究を進めています。現場の声を研究に活かし、付加価値の高い製品を世に送り出すことが、私たち研究員の大切な役割です。
苦労して生み出した製品が
アワードを受賞。
これまでの仕事のなかでもっともうれしかった出来事といえば、2024年の国際養鶏養豚総合展(IPPS)で、私が開発に携わった飼料「ノリノリポーク」が養豚部門のIPPS AWARDを受賞したことです。この製品は、出荷時に脂が薄くなり格落ちしてしまうという多くの養豚農家の課題を解決するために開発されました。開発の道のりは決して平坦ではなく、理論的には有効だと思われた技術がうまく機能せず、何度も失敗を繰り返しました。失敗例を一つずつ積み重ね、その理論を組み合わせていくことでようやく形になった製品です。展示会では来場者の投票によって評価が決まるのですが、多数の方々から支持を得て受賞できたことは大きな喜びでした。研究員として直接お客さまの声を聞く機会は少ないからこそ、こうして成果が評価された瞬間の達成感は忘れられません。
チームで課題解決を
目指すやりがい。
私にとってのやりがいは、開発した製品でお客さまの悩みを解決し「良い豚を育てられるようになった」と喜んでもらえることです。そのためには研究員一人の力ではなく、営業や製造、品質保証など多くの部門とチームを組んで製品をつくることが不可欠です。営業が吸い上げた現場の声、製造現場の意見、リーガルチェックなど、さまざまな視点を取り入れて初めて実用的な製品が完成します。昔は一人で考えがちでしたが、今では仲間と意見を交わしながら進める大切さを実感しています。人を巻き込こむ力は仕事を通じて培ったスキルだと感じます。
将来的には、より多くのお客さまに喜ばれる新製品を開発するのはもちろん、環境負荷を減らす飼料や技術にも挑戦したいと考えています。持続可能な畜産に貢献できるよう、研究員としてできることを積み重ねていきたいです。
イノベーションを
後押しする環境。
研究所は風通しが良く、突拍子もないアイデアでも否定されることなく「やってみよう」と受け入れてもらえる環境があります。そのおかげで挑戦する気持ちが自然と育ち、イノベーティブな製品開発につながっているのかもしれません。また、私は育児休業を経験しましたが、上司や先輩が協力的に送り出してくれたおかげで、安心して育児に専念することができました。
スキルアップの機会で特に大きかったことは、アメリカの研究機関との海外研修に参加する機会をいただいたことです。これまで3回ほど行っていますが、現地で最新技術に触れて大きな刺激を得ることができました。こうしてモチベーションを高く保てる環境があるからこそ、より良い製品を生み出そうとチャレンジし続けることができます。
取材当時の内容です。
3 Questions,
3 Answers
- 1 どこで働いていますか? workplace
- 福島の研究所です。偶然にも私の地元なので、慣れ親しんだ地域で安心して暮らせています。これまでは仙台に勤務していたこともありました。
- 2 1日のスケジュールは? schedule
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- 8:30
- 出社、メールチェック
- 9:00
- 農場巡回、試験データの収集
(残餌測定、体重測定、採糞、採血など) - 12:00
- ランチタイム
- 13:00
- メールでの問合せ対応など
- 14:00
- 試験データの取りまとめ、
プレゼン資料作成、試験報告書の作成 - 17:20
- 退社
- 3 元気のみなもとは? MOTIVATION
- 2歳の子どもと一緒に遊んだり、寝かしつける時間がパワーの源。また、学生時代からコーヒーが大好きで、休日に豆を挽いて淹れるひとときがリフレッシュの時間です。家族との時間と趣味の両方が研究への活力です。
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